← Journal
日本語

広島・縮景園ガイド|街なかの庭園で紅葉と茶会を楽しむ

広島・縮景園ガイド|街なかの庭園で紅葉と茶会を楽しむ

English version → https://ao-happy.net/shukkeien-garden-hiroshima/

広島駅から歩いても行ける街なかに、1620年につくられた庭園があります。縮景園(しゅっけいえん)です。11月3日に家族で行ってきました。外国のお客さんに、日本の美しさや四季を見てもらうのにちょうどいい場所かもしれない、と感じました。

縮景園の池に映る茅葺きの悠々亭と色づき始めた木々
11月3日の悠々亭と池。全体はまだ緑で、色づき始めた木もありました。

平和記念公園を歩く日なら、そのあとに静かな時間を過ごす場所として、私たちはここをすすめます。縮景園も1945年の被爆を経験した庭で、その歴史は後半でふれます。

縮景園はどんな庭?

縮景園は1620年(元和6年)、広島藩主・浅野家の家老で茶人でもあった上田宗箇がつくった大名庭園です。「縮景」という名のとおり、山や川、谷の景色を庭の中に縮めて、短い時間で歩いてめぐれるようになっています。中国・杭州の西湖の景色を縮めたものとする説もあります。

中心にあるのが濯纓池(たくえいち)です。大小の島は瀬戸内海を思わせるといわれ、池のまわりに橋や茶室、あずまやが配置されています。

縮景園の広い池に松と広島の街のビルが映る風景
中心にある池が、庭を美しく見せてくれます。松の向こうには街のビル。

1945年の原爆で、庭はほとんどの建物を失いました。石の太鼓橋「跨虹橋(ここうきょう)」は残り、大銀杏やクロマツなど数本の木も生き延びました。建物は戦後に建て直され、庭は長い時間をかけて復元されています。川の近くには、この庭に仮埋葬された犠牲者を悼む慰霊碑もあります。

歩いてみてよかったところ

座って池を眺める時間

私たちがいちばんよかったと思ったのは、屋根の下に座って池を眺める時間です。庭の中には休憩できる場所が所々にあるので、少し歩いては座り、また歩く、という回り方ができます。

屋根の下に座って池を眺める人たちの後ろ姿
屋根の下から眺める池。私たちはここで過ごす時間がいちばん好きでした。

茅葺きの悠々亭

水際に建つ茅葺きの建物が悠々亭です。池に浮かぶように見える建物で、かつては歌会や夏の茶会に使われたそうです。風の弱い日は、屋根と後ろの木々が水面に映ります。

赤い橋と、水辺の小道

赤い橋のほか、水辺には細い木の橋もあります。なお、公式サイトでは跨虹橋の傾斜はすべりやすいので注意するよう案内しています。

松の下の赤い橋を渡る子どもたち(顔はぼかしています)
松の下の赤い橋。
池沿いの小道にある木の橋を歩く子どもたちと色づいた木
池沿いの小道と木の橋。奥のもみじは、もう橙や赤に色づいていました。

私たちは約1時間いました。子どもたちと一緒だったので、大人だけならもっとゆっくり回れると思います。

紅葉の見頃は?

11月3日のもみじはまだ緑色で、池のまわりの一部の木が色づき始めたところでした。きっと紅葉の時期はきれいだと思います。公式サイトの季節の花のページでは、紅葉は11月下旬〜12月上旬。ウェザーニュースの2026年の予想では、見頃は11月23日ごろからとなっていました。年によって変わるので、行く前に確認してください。

青空を背に日の光を受ける緑色のもみじの葉
11月3日のもみじ。まだ緑色でした。

2026年は、公式の年間行事によると、11月20日〜29日に「もみじまつり(ライトアップ)」があります。2025年は17時ごろ〜21時(入園は20時30分まで)でした。2026年の時間は公式サイトで確認してください。ほかの紅葉スポットは、広島の紅葉ガイドにまとめています。

庭でお茶を楽しむ

私たちが行った日は、芝生に赤い野点傘と毛氈が出ていて、お茶のイベントをやっていました。公式の行事予定では、11月3日は「菊見茶会」です。このあとも11月15日の「もみじ茶会」、12月6日の「中国新聞チャリティー茶会」が載っています。見つかった茶会は日曜か祝日で、平日にやっているかどうかは分かりませんでした。料金も行事予定には書かれていないので、年間行事のページを見るか、縮景園に問い合わせてください。

縮景園の芝生に立てられた赤い野点傘とお茶の席(顔はぼかしています)
11月3日、芝生でのお茶のイベント。開催は決まった日だけです。

イベントのない日でも、入口を入って左の休憩処「泉水亭」で、軽食や抹茶セットなどの甘味がいただけます(メニューは季節で変わります)。

すぐ隣に県立美術館

縮景園のすぐ隣には広島県立美術館があります。時間があれば寄ってみるのもいいかもしれません。共通料金もあります。展覧会と開館日は美術館の公式サイトで確認してください。

広島県立美術館の入口と展覧会の垂れ幕
縮景園の隣の広島県立美術館。垂れ幕は私たちが行ったときの展覧会です。

開園時間と入園料

項目内容
開園時間9月16日〜3月15日:9:00〜17:00(入園は16:30まで)
3月16日〜9月15日:9:00〜18:00(入園は17:30まで)
休園日12月29日〜31日
入園料一般350円、大学生150円
高校生以下と65歳以上は無料(年齢の分かるものを持参)
美術館との共通:一般660円、大学生350円
無料の日5月4日(みどりの日)、11月3日(文化の日)
住所広島市中区上幟町2-11
電話082-221-3620

料金と時間は公式の利用案内によるものです。飲食ができるのは、美術館前の芝生広場の藤棚の下だけです。ペット、お酒、ドローンは持ち込めません。

「名勝 縮景園」の石碑と入口の黒い門
縮景園の入口。ここから入ります。

行き方と、宿からの所要時間

縮景園前電停に停まる路面電車
路面電車の縮景園前電停。ここから歩いて数分で着きます。
出発行き方目安
広島駅徒歩10〜16分(情報源で幅があります)
広島駅 新幹線口観光ループバス「めいぷる〜ぷ」オレンジまたはレモンルートで「県立美術館前(縮景園前)」下車。通らない便もあるので乗る前に確認を約4分+徒歩約3分
広島駅路面電車で八丁堀へ、白島線に乗り換えて2つ目の縮景園前八丁堀まで約13分+数分+徒歩1〜2分
平和記念公園周辺原爆ドーム前から路面電車で八丁堀へ、白島線に乗り換えて2つ目の縮景園前下車後 徒歩1〜2分

駐車場は台数が少なく、公式サイトでも公共交通機関の利用をすすめています。Ao Baseの宿からの目安はこちらです。

宿行き方目安
Ao’s Retreat Base(牛田)白島電停まで徒歩22分+路面電車で数分+徒歩2分約30分
Ao’s Retreat Base(牛田)牛田南バス停まで徒歩6分+5番バスで広島駅まで12分+徒歩約15分約35分
Ao’s Skyview Base(己斐)JR西広島駅まで徒歩5分+JRで新白島駅まで6分+白島電停まで徒歩約8分+路面電車で数分+徒歩2分約25〜30分

Googleマップで開く

シェア WhatsApp LINE
Stay with us

Where to stay in Hiroshima

広島に泊まるなら
Ao's Retreat Base 蒼のRetreat base(牛田)

静かな住宅街にある一棟貸しの古民家。1日1組限定、家族やグループで広島をゆっくり楽しめます。

Ao's Skyview Base 蒼のSkyview base(己斐)

広島の街並みを見渡せる家。ホストが同じ建物に住んでいるので、地元のことを気軽に聞けます。

このサイトからの直接予約は、AirbnbやBooking.comより割安です。

Journal

More stories

ほかの記事
2026.11.03日本語

白島「鉄板料理 みかど」小さな鉄板のお店で、ささみチーズと一杯

広島・白島の小さなお店「鉄板料理 みかど」。ささみチーズや海鮮サラダ、営業時間、Retreat BaseとSkyview Baseから…

2026.11.02日本語

袋町「45 bis あわ」こぼれスパークリングと炭火焼き鳥|広島

広島・本通りから一本入った路地の「45 bis あわ」。グラスからあふれるこぼれスパークリングと、目の前の炭火で焼く…

2026.10.29日本語

八丁堀「おこのみ魂 悟空」極細麺とあぶりチーズのお好み焼き

広島市中心部・八丁堀の「おこのみ魂 悟空」。極細の生麺の肉玉そば、目の前であぶるチーズ焼き、英語メニューも。宿…

記事一覧へ →