物価上昇率2パーセントの日本では貯金は意味がない?利息だけでは老後に対応できない?昭和50年の物価と現在の物価を比較!

こんにちは、あお(@ao_happy39)です。

このブログでは、FIRE(早期リタイア)するために必要な情報を発信しています。

専属秘書りえこ専属秘書りえこ

老後の2000万円問題とか言われて、お金が足りなくなるってよく言われるけど、老後のためにどのくらい貯金をしておいたら良いのかな?

サラリーマン投資家サラリーマン投資家

老後のためにどのような準備が必要か一緒に考えてみよう!貯金をすることにもメリットとデメリットがあるので注意が必要だよ!

この記事の内容

・貯金のメリットとデメリットとは?
・物価が上がるとどうなるのか?
・本当に貯金は必要なのか?

貯金のメリットとデメリット

貯金のメリットとデメリットについてまとめてみました!

貯金のメリット

・貯金をしておくと急な出費にも対応できる
・貯金があると心に余裕を持つことができ、不安が減る
・誰でもできる(簡単)
・リスクが少ない
・何らかのトラブルに備えることができる

貯金のデメリット

・貯めるのは大変なのに使うのは一瞬
・貯めてもお金は増えない
・インフレによって資産価値の減少リスクがある
・お金よりストレスが溜まることもある

貯金があれば、何かが起きた時にすぐに対応できますよね。

冠婚葬祭や、家の修繕や、病気などの際に急にお金が必要なことがありますね。

貯金はいくらあれば安心なのか?についてはこちらの記事で解説しています。

https://ao-happy.net/%e8%b2%af%e9%87%91%e3%81%af%e3%81%84%e3%81%8f%e3%82%89%e3%81%82%e3%82%8c%e3%81%b0%e5%ae%89%e5%bf%83%e3%81%aa%e3%81%ae%e3%81%8b%ef%bc%9f30%e4%bb%a340%e4%bb%a3%e3%81%ae%e8%b2%af%e9%87%91%e9%a1%8d

一方で、貯金は貯めていてもほぼ増えないので、お金の価値が下がるということが起きます。

これは、日本の物価が上昇しているために起きるのです。



物価上昇率とは?物価上昇で何が起きる?

物価が上がるといっても、どのくらい物価は上がるのでしょうか?

日本の物価上昇率はどのくらい?

日本銀行は物価上昇率の目標2%を掲げています。

モノの値段が上昇すると同じ金額で買えなくなるので実質的にお金の価値が減少してしまいます。

年率2%で物価上昇が進んだ場合、1000万円で売っているものが5年後に1104万円になるので、1000万円では買えなくなります。

実際には貯金1000万円は手元にあるのですが、その貯金の価値は906万円程度に減るということになります。

現在1000万円の価値は5年後には906万円となり、10年後には820万円となってしまうのです。

昭和50年と現在の物価を比較!!

では、40年間でどのくらい物価が上昇してきたのでしょうか?

昭和50年代の物価を確認してみましょう。

昭和50年代の物価

・ガソリン1リットル 112円
・タクシー 430円
・タバコ 150円
・映画の入場料 1000円
・少年ジャンプ 150円
・理髪料 1500円
・都バス運賃(1区間) 70円
・うどん・そば 200~220円

現在の物価

・ガソリン1リットル 165円
・タクシー 740円
・タバコ 570円
・映画の入場料 1800円
・少年ジャンプ 290円
・理髪料 4000円
・都バス運賃(1区間) 180円
・うどん・そば 520円

ほとんどのものが、半額くらいですね・・!

映画も1000円で観れたのですね!映画1000円なら毎週観に行きたいですね・・

貯金はどのくらい必要?物価上昇や老後への対策とは?

貯金をしていても、物価が上昇することで価値が減ってしまうという話をしました。

つまり貯金をしていても、実際は、お金が減ってしまうのと同じことが起こっています。

本当に貯金をしていて大丈夫でしょうか?

日本の銀行の利息はどのくらい?

貯金についても、お金が増えない訳ではなく、多少は増えるようになっています。

銀行の利息ですね。

しかし、普通預金で利息は0.001~0.2%程度です。

定期預金だと0.01~0.3%程度です。

5年ものの定期預金では0.35%のものもあります。

つまり、1000万円預けて年間100円(0.001%)〜年間3.5万円(0.35%)程度です。

最大でも3.5万円です。

2%の物価上昇で、物の価格が1000万円→1020万円と変動しても、預金では最大でも1003.5万円しか準備できないということになります。

では、どのように対策したら良いでしょうか。



貯金は本当に必要?どのくらい必要なのか?

生活保険文化センターによる意識調査によると、老後に最低限必要と思う日常生活費の平均で最も多かった回答が20〜25万円でした。

さらに総務省が調べた65歳以上夫婦の平均生活費は1ヶ月約22.5万円でした。

つまり最低でも月に25万円は確保しておきたいところです。

老後には日々の生活費に加えて、子どもへの援助や住宅のリフォーム代などにもお金がかかるでしょう。

65歳から90歳まで夫婦ふたりで生活する場合のシミュレーションをしてみると、

1年間で25万円×12か月=300万円になります。

25年間だと300万円×25年=7500万円の生活費が必要です。

夫が会社員、妻が専業主婦の場合

受給できる年金は夫が老齢厚生年金、妻が老齢基礎年金になります。

1年間に受給できる年金額※は(146,000円+56,000円)×12ヶ月=2,424,000円
※数字は平均年金受給額を参考にしています

25年間に受給できる年金額は 2,424,000×25=60,600,000円

つまり、7500万円-6060万円=1440万円のお金が年金だけではまかなえません。

そこで、1440万円を貯金で貯める必要がありそうです。

1440万円を25歳から65歳の40年間で貯めようとしたら

1年あたり、1440万円÷40年=36万円

1月あたり、36万円÷12ヶ月=3万円

25歳から、毎月3万円を40年間ずっと貯め続けないといけません。

35歳から貯め始めるのであれば、毎月4万円を30年間貯め続けないといけません。

しかし、注意が必要なのは、この計算は、今現在の年金受給額です。

将来もらえる金額は、変わるかもしれません。

また、今後物価が上がることを考えないといけません。

また、90歳以上まで生きることができるかもしれません。

介護費用などは計算に入れていません。

さらにはFIREするのであれば、厚生年金はもらえません。

ですので、更なる老後のための準備が必要です。

物価上昇率2パーセントへの対策は?

老後のため、物価上昇の対策のためにはどのようにした方がよいでしょうか。

これからもサラリーマンを続ける人は厚生年金をある程度期待できるかもしれません。

それでも、今から計画的に貯金をしていかないと老後に必要なお金は確保できない可能性があります。

老後の資金確保のために、貯金はある程度必要と思います。

厚生年金を当てにできない人は、貯金だけでは準備が難しいかもしれません。

ではどのように対策する必要があるのでしょうか?

結論は、投資をするしかないと思います。

株式や不動産はインフレに強い資産となりますので、今のうちに貯金を投資に回すことをお勧めします。

物価の上昇が2%ですから、それ以上の利回りを資産運用で増やしていかないとお金の価値を維持できないということになります。

投資はなんでも良いと思います。色々ありますので、自分に合ったものを探してみてください。

1万円から始められるものもありますので、参考にしてみてください。



私は不動産投資を実践しており、一番低い物件でも利回りは4.6%あります。

今の段階で、不動産投資で得られた利益を繰り上げ返済している状況です。

これが私の老後のための準備になっています。

老後は家賃収入によって生活が可能になるという将来設計です。

不動産投資に関しては、こちらの記事で解説しています。

https://ao-happy.net/%e4%b8%8d%e5%8b%95%e7%94%a3%e3%81%a7%e6%9c%88%e5%8f%8e%e3%82%a2%e3%83%83%e3%83%97%ef%bc%81%ef%bc%9f%e5%84%b2%e3%81%8b%e3%82%8b%e6%96%b9%e6%b3%95%e3%81%af%e3%81%93%e3%82%8c%ef%bc%81%ef%bc%9f%e3%81%be

サラリーマン投資家サラリーマン投資家

ちなみに私は、貯金はほとんどありません。貯金しておくとお金の価値は下がっていくので、貯金をしておくことは、そのお金を減らしているようなものと考えているからです。貯金できるお金をそのまま投資に活用する。その投資で得た利益を更に投資に回していく・・そのようにして資産を増やしています!

貯金と物価上昇まとめ

・貯金をすることで急な出費にも対応できるので安心
・物価が上昇しているため、貯金しているとお金の価値は下がる
・現在1000万円の価値は5年後は906万円、10年後には820万円になる
・老後の生活費は、最低でも7500万円が必要
・老後のためには貯金は必要だが、投資もおすすめ!

今回は、貯金についてのメリット・デメリット、物価上昇ついてまとめてみました。

貯金だけで不安な方は、是非投資にもチャレンジしてみてください。

幸せな人生を送るために、みなさんも是非検討してみてください。